インフレって辛いですよね。
それに加えて円安や度重なる増税政策などで物価上昇中。
併せて賃金も上昇していれば問題ないのですが、残念ながら日本は賃金上昇よりもインフレによる生活コスト上昇が上回っている状況。
収入が同じなのに店頭に並ぶ商品の価格が上がっている状況にあります。
ではそれに対して我々一般消費者はどのような行動ができるのか?
コントロールできることは何か?
それは自身の生活費です。
為替も政策も、給料も、私のようなサラリーマンではコントロールできる範疇にはありません。
出費を抑えたいのであれば、何とかして生活費を抑えることでこのインフレに適応していくしかありません。

とはいえ生活満足度は下げたくない・・・
そこで今回は我々夫婦が実践中のインフレに生活満足度を極力下げずに適応する節約術を紹介します。
金融資産3000万円以上保有のアッパーマス層であり、5000万円以上の準富裕層目前の言うことであり一定の参考にはなると思われますので、ぜひ最後まで閲覧してみてください。
インフレに適応する節約術
プライベートブランドを選択する

プライベートブランド(PB)は小売店・卸売業者が企画を行い、独自ブランドで販売する商品のことを指します。
それに対して商品を製造するメーカーによるブランドはナショナルブランド(NB)と呼ばれます。
PBの最大の特徴は類似のNB商品に比べて価格が安いことにあります。
ほぼ確実に安いです。なぜなら同じ値段だとすると消費者は信頼のおけるNBを選ぶからです。
PBが安く販売できる理由は大量仕入れ大量生産、低広告費によるコスト削減が大きな理由でしょう。
言い方を変えるとNBより安く販売できる生産や売り出しが出来なければ商品化はされることはありません。
PBに代表されるブランドとしてはセブンアンドアイのセブンプレミアムや、イオンのトップバリュ、西友のみなさまのお墨付きやきほんのきが挙げられるでしょう。
皆様もこれらPBがこれ見よがしにNBの横に陳列されていることを目にするのではないでしょうか?

NBを確実に意識した類似商品のPB…
例えばNBが300円の商品ならPBは240円(-20%)で売られているなど安さにインパクトがあります。
よってインフレに適応していくためにNBからPBの切り替えは有効な手段です。
とはいえ品質が一緒とは限らずPBの中では評判の悪いものも存在するようなので、今回は我々夫婦が選択しているPB商品の例を紹介すると・・・
醤油、みりん、ティッシュ、トイレットペーパー、食器用洗剤、ボディソープ
何となく、生活に必要なものだけどこだわりを捨てられる部分だという認識を持てるのではないでしょうか?
人それぞれではありますが、例えば醤油であれば調理に使うものはPBにして、お刺身など醤油の味を楽しむ使い方には少量のNBを選択するなどの工夫の余地はあります。
ぜひ検討してみてください。
旬の食材を選択する

自炊するにあたって旬の食材を積極的に選択することで食費を抑えることができます。
旬の食材が安いのは生産コストを抑えつつ大量に生産することができるためです。
逆に旬ではない食材は年中提供するためにビニールハウスや室内などで温度湿度管理を行うため生産コストがかさみます。それが商品の価格に転嫁されて価格が上がるのです。
例えば冬は白菜や長ネギが旬で安くなりますし、夏はピーマンやナスなどの夏野菜が、春は春キャベツが家庭で扱いやすい食材になりますね。
ポイントは献立を考える際、料理が先で食材を探すのではなく、食材が先で料理を考えることです。
安い旬の食材をどう使うかを季節ごとに考えれば、それを意識しない場合に比べて食費を抑えることができます。
献立の選択性は下がりますが、食べる量を減らすわけではないので生活満足度を極力下げずに節約することができます。
実際の価格的には150円で売られていた白菜1/4カットが旬の冬になると100円になる(-33.3%)くらいのインパクトがあります。
我々夫婦は冬は狂ったかのように白菜と長ネギを食べています。すき焼き頻度も上がります。

お肉は安い切り落としだよ・・・
また副次効果として季節の変化を感じられるという精神的メリットもあります。
「おっ!ピーマンが安くなってきたから本格的に夏か~」等、食材から季節の移り変わりをしみじみと感じることができ定期的に新鮮味を与えてくれます。
あとは年中安い食材、例えばもやし等と組み合わせれば献立立案もそこまで難しくないので、ぜひ試してみてください。
クーポンを駆使する

生活が懸かっていますからクーポンを使うことがかっこ悪いなんて言ってられません。
たまに行く外食にはホットペッパーなどのクーポンがないか確実にチェックし、乾杯ドリンク無料や、お会計から10%引きなどは適用させておきましょう。
また利用するスーパーやドラッグストアによっては定期的に割引クーポンが配信されるアプリがありますのでしっかりチェックしておきましょう。
我々夫婦の住まいから近いドラッグストアではアプリに毎週どれかお一つ15%オフクーポンが配信されています。
使用する際は比較的価格が高く、買い置きもできる大容量シャンプーやコンディショナー、衣料用洗剤、柔軟剤を購入するようにしています。
やることとしては住んでいる近くのお店のアプリや出向くお店の予約サイトをチェックして使えるものは使うだけです。
少々面倒かもしれませんがだんだん習慣に落とし込めますので、無条件の割引はゲットしておきましょう。
しっかりポイントは刈り取る
もはやポイント制度というものはどのお店に行っても設置されているものです。
特に定期的に行くスーパーやドラッグストアなどのポイント制度は利用するようにしましょう。
100円につき1ポイント付くなら毎回1%の割引がされていることと同義です。
ポイント3倍デーなどに狙って食材や日用品を買いだめすることも有効です。
またお会計にはポイントが付与される方法で支払いましょう。
手っ取り早いのはクレジットカードで決済することでしょう。
年会費無料で1%のポイントを得られるカードは豊富にあります。インフレに立ち向かうにはクレジットカードを食わず嫌いしている場合ではありませんので、確実に使用しましょう。
色々少々面倒な試行錯誤をすればポイント還元率を上げることはできますが、支払い方法をお店ごとに使い分けたりポイントが分散されてしまったりで使い勝手が悪くなり面倒なので、できる人だけ調べて実践してください。
私的にはポイント還元を最大化するのはこの面倒さから万人にはおススメできないので、1%還元以上の年会費無料クレジットカードを使用することで及第点を取れば問題ないと思います。

還元率が高ければお店独自のチャージ式電子マネーでもよいです。
また付け加えるとお店によっては支払いのほかにポイントカードを提示で追加でポイントをもらえたりします。楽天ポイントやTポイント、dポイントが有名どころかと思います。
クレジットカードで支払うことでもらえるポイントとの二重取りが可能ですので良く行くお店に制度があれば押さえておきましょう。
そのお店独自のポイントとその他の有名ポイントカードのバーコードがまとめられたお店のアプリがある場合もあるので、アプリ画面の提示が一回で済むこともあります。
ふるさと納税の返礼品を意識する

ふるさと納税が節約になるという理由は、寄付すると手数料2000円で2000円以上の返礼品を貰えることにあります。
ふるさと納税制度については下記記事で述べていますのでご参照ください。
返礼品の選択にはインフレに適応するという観点では日常的に使用する食材・日用品に限ります。
それ以外の贅沢品、例えばA5ランクのステーキ肉や高級果物、趣味の機材などは節約効果が乏しいまたは0であるため選んではいけません。


(あくまでインフレ適応の観点で、ですよ!)
自炊のために頻出する豚肉や牛肉切り落とし、ミンチ肉、主食のお米が保存も使い勝手もよくおススメです。
トイレットペーパーやティッシュもおススメですが、前述のPB商品で安く購入できる対象になるので上記食材の方が私的にはおススメです。
節約しようと意図しないとどうしても贅沢品を選んでしまいがちです。
ふるさと納税を気にいつもは食べないものに挑戦するというのも素敵ですが、かなりの節約効果があるので逃す手はないと思っています。
記事執筆時点では寄付額10000円でお米20kgが返礼品としてももらえます。
これだけで手数料2000円以上の価値があります。


※寄付額は次年度の住民税または所得税から控除されます。
ふるさと納税の利用率は納税義務者数を母数に約15%だと言われています。
実施していないちょっと給料が自分より高い人の可処分所得を上回るインパクトがあります。
食わず嫌いせずにまずは始めてみましょう。きっとなんで早くやらなかったんだと思うはずです。
※ふるさと納税の返礼品ルールが2023年10月に改悪されます。ふるさと納税をするなら2023年9月末までに実施しましょう!詳細は下記記事で述べています。
できるだけこだわりはなくそう
以上5点のインフレに適応する節約術を紹介しました。
見る人によっては基本的なことだったかもしれません。
しかしふるさと納税の利用率が15%だということからもわかる通り、国民全体で見るとまだ実行していない人もいるはずです。
その人たちの中には変なこだわりを持っている人もいると思われます。
醤油は何でもそれなりに高いものじゃないとだめ、少額商品にクーポンを出すなんでダサい、ポイ活なんて乞〇みたいなことは嫌、ふるさと納税は節税なんかじゃないから意味ない、などなど。
その人の価値観は否定しませんが、ことお金をセーブすることに関してはマイナスなこだわりだと思います。
失われた30年間はデフレだったのでそれでも生活コストは一定だったかもしれません。
しかしこれからの時代はどうやら様子が違うようです。
インフレや増税に唯一我々消費者がコントロールできる生活費を満足度を下げずに抑える方法があるなら手を出すべきだと思います。
この記事を見た方がどれか一つでも実践してみようと思っていただけたのであれば幸いです。


給料が上がらないなら生活費を無理なくうまく落とすしかない!!
やれることがあるなら一度試してみよう!!