夫婦二人暮らしの節約意識の違いは喧嘩に発展する実体験

資産形成

私は世間一般からしてすごくお金にうるさい方です。そしてケチです。

引っ越しても家賃は増やさない

リアル店舗でもネット通販でも一番安く・お得に買える方法を模索する。結局買わないこともある。

30分くらいなら電車を使わず歩く

自炊メイン。

味の違いが判らない調味料は最安のもの

etc.

細かいことを挙げ出すとキリがないのですが、少なくともFIRE目標の貯蓄金額を達成するまではこういう意識は変えないつもりです。

しかしながらこれを続けるのにハードルとなるのが家族です。

キンチラ
キンチラ

私の場合はDINKsなので対象は妻になります。

上記並べた例は節約と言えばよい言い方ですが、見る人からすればただのケチです。

一人でやる分には勝手にすればよいですが、家族がいる場合はその人が付いてこれなければ関係が悪化するどころか終焉を迎えかねません

実際に私がお金にうるさすぎて妻が耐えられなく喧嘩をした経験もあります。

しかしながら今回は「私がうるさい×妻が耐えられない」状況とは異なる、実は見落としがちな角度からの喧嘩をした体験をお話ししようと思います。

つくづくコミュニケーションは大事なんだと思い知らされました。

夫婦で暮らしている方はぜひ参考にして行ってください。

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私の節約意識

日々ケチな(節約意識が高いと言いたい)私ですが、良くしてしまうのがトイレの電気の消し忘れでした。

基本は消します。でもどうしても、用を足し終わるとトイレ以外の作業にすぐに頭が働いてしまい電気を消し忘れてしまうのです。

なんだお前、お金にうるさいとかケチだとか言っておきながら出来ていないじゃないか!!ふざけんな!!

と思われた方もいるでしょう。
そうです、まさにその思いが今回のポイントです。

実はこの電気の消し忘れ、私は「忘れてしまったのだからしょうがない」と思う方です。

それと同時に「電気の消し忘れくらい節約に対して微々たる影響でしかない」とも思っています。

なので仮に妻がどこかの電気を消し忘れても黙って私が消しに行きますし、注意したとしても口うるさくしたりはしません

キンチラ
キンチラ

キッチンの電気消してこ~い(消しに行きながら)

妻

ごめ~ん(>ω・)

そのほかにも水を出しっぱなしで食器を洗ったり、エアコンの温度を我慢せずに省エネ基準の温度よりも上げ下げしたり、

そんなところは金額からすれば微々たるものだと思っています。

金銭感覚は人それぞれですが、仮に微々たるものでなくとも、むしろ我慢することで面倒になったりQoL(クオリティ・オブ・ライフ)が下がることの方がマイナスが大きいと考えます。

もちろん、節約だからといって食べる量を減らしたり、異常にアクセスの悪い場所に住もうともしません。

QoLに直結する部分だからです。

その代わり、家賃も安くてかつアクセスも許容範囲な部屋を妥協せずに何度も何度も探しますし、醤油みりん料理酒は最安一択(みりんは妻の強い希望でみりん風タイプではなく本みりん)、肉は安い店や日を狙います。クーポンの使用もかかせません。

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電気に関しても、喧嘩のリスクを負ってまで口うるさく注意し合って微々たる金額をセーブする方を意識するのではなく、

安い電力会社の選択、必要十分なアンペア数の契約をするなど、数時間の電気の付け忘れよりもインパクトのある費用削減の方に意識を向けます。

キンチラ
キンチラ

一度やってしまえば永続的に効果がありますしね。

また金銭面よりも楽になるための投資も行います。

例えば食器洗いの例を出しましたが、どうしても水を出しっぱなしにしてしまうのならお金を出して食洗器を導入して解決します。

初期投資も数万円で、水道代が安くなる代わりに電気代がかかって金銭面的には微妙なところですが、格段に食器洗いの負荷が減りますし、手で洗うよりも確実に安全に汚れを取ってくれます。

金銭面よりもQoLを優先している良い例です。

何が言いたいかというと・・・

ちょこちょこ毎回毎回、電気の消し忘れだの、水出しっぱなしだの、エアコンの温度を我慢するだの、

節約効果が微々たるものに意識を向け続けて窮屈な生活になるよりも、一度やれば継続するしかも効果の高い節約術を行うだけで合格点だ、

という節約意識だということです。

相手に強要しなくて済むというのもこの節約意識のポイントです。

キンチラ
キンチラ

あ、30分歩くのは妻には強要していませんよ。

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喧嘩の内容

前置きが長くなりましたが、これを踏まえて本題に入ります。

相手にも強要しないしちょこちょこ口うるさくもしない。

一見問題なさそうな気がしますが、実はこの節約意識が逆に喧嘩の原因となったのです。

それは私と妻の節約意識の微妙なずれに依るものでした。

・・・さて、ここからは喧嘩の内容をお話ししていきます。

いつもと変わらない日常生活を送っている中、妻が私のトイレの電気消し忘れを見つけてこう言いました。

妻

なんでトイレの電気消し忘れるのよ!!消してよ!!

いつも私にはお金に対してうるさく言ってくるくせに、自分はできてないじゃん!!!!

電気の消し忘れは些細で微々たるものだと思っている私はなんでいきなりそんなに怒っているのか理解できませんでした。

そもそも妻も何度も消し忘れをしていますしお互い様では・・・私は口うるさく注意したこともありません。

キンチラ
キンチラ

お前も何度も消し忘れているぞ、という火に油を注ぐような反論しませんでしたが。

しかしふと妻の発言を振り返ると、

妻

いつも私にはお金に対してうるさく言ってくるくせに

とあります。

振り返ってすぐに、あぁこれは、私と妻に微妙に節約意識の差ができていたのだな、と気づきました。

実は妻は元々私のようにお金にうるさくない、むしろ大雑把な性格です。

じゃあなぜ電気の消し忘れのような細かいことに今回突っかかってきたかというと

人にはうるさいくせに自分には甘いお前が気に食わない

という部分がポイントになっています。

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原因はコミュニケーション不足

でも電気の消し忘れに対して私は口うるさく言ったことはない。なぜ・・・

・・・実は妻にとっては、

醤油みりん料理酒をいつも最安のものを買うだったり、安い電力会社を時間をかけて探しまくったり、食洗器一つ買うのにも長時間をかけて最安最良のものを探し続けるといったところのしつこさが、

妻にとってはうるさいと捉えられていたのです。

そしてそれは私と妻で共有する部分に関連することなので、妻にとっては「いつも私に口うるさい」と捉えられていたのです。

キンチラ
キンチラ

一番安い電力会社を比較検討しないと即決できないよ~とか、あっちのスーパーに行ったときに買おう、とか言ってました。

普段は納得してくれている節約なので、今回はそれを直接ではなく、

お金に対して自分に口うるさい相手が電気を消し忘れることが気に食わない、自分にだけ甘すぎる。

という怒りが沸いたのです。

私の節約意識の範囲内で妻にも普段は無理なく付き合ってもらっていましたが、そうしているうちにいつの間にか、

妻の節約意識が細かいところまで拡大してしまっていて、

私がお金にうるさいから、電気のこまめな節約もすべきなんだと、いつの間にか私の意図しない節約意識が妻に刷り込まれていたのです。(出来ている出来ていないは別として)

私も妻も元々そこまでうるさくなかった電気の消し忘れ。

喧嘩時点の消し忘れ自体は私の落ち度なので反論の余地もないですが、せっかく感覚が合っていた部分が生活しているうちにすれ違ってしまっていました

細かいところまで口うるさくしないのだから別に良いことだろうと、特に何も認識合わせをしないまま節約生活を実行してしまっていました

私は反省し妻に、

「ごめん、これは俺のコミュニケーション不足のせいだ。」

「俺は電気の消し忘れとか、水を出しっぱなしに食器を洗ってしてしまうとか、食材を使いすぎてしまうとか、そういう細かいところは無理に節約しなくてもいいと思っているんだ。」

「毎回意識したり管理するのが大変な割に効果が薄いし、こうやって喧嘩の原因にもなりやすい」

「節約したいのは、必要十分な食材を選ぶだったり、色々な契約の最適化だったり無理のない範囲までなんだ」

「面倒な契約とかは俺が好きで勝手に悩んでやるだけで、〇〇(妻の名前)には負担にさせないつもりだよ」

と伝えました。

それ以降はこういう類の喧嘩は起こらくなりました。

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節約は家族の認識合わせが不可欠

家族がいる場合、節約意識が高い側がその節約を相手に無理くり強制させることは関係の破綻に繋がりかねません。

それは一般的にも理解されるところだと思います。

しかし今回の私の例は節約しようと同意していた前提で、

節約はここまでやるべきものと思っていた、でもあなたはしていない、なぜ?

と違った角度での夫婦喧嘩が起こってしまいました。

ここは見落としがちな観点ではないでしょうか?

節約しよう!と夫婦で意気込んだはいいものの、

どこまでやらなくてはいけないか、場合によっては切り詰めなければならないか、それとも切り詰めなくてもよいのか。

そういうところまで突っ込んで事前に認識合わせをしておかないとすれ違いが起きてしまいます。

夫婦生活というものは、難しいですね。