サラリーマンを続けているとほとんどの人が思うこと、
いつまでこの生活が続くんだろう。
朝早く起きて、日中は仕事して、忙しいときは残業して、家に帰ってご飯を食べて寝る。
気づいてみれば自分の好きなことに使える時間は一日の中で数時間しかない。
土日に遊んでも、絶対に訪れる日曜日夜の憂鬱感。
苦労して働いたお金は殆どが生きるためだけの衣食住、老後のための貯蓄だけ・・・
「「俺は(私は)、ずっとこのままなんだろうか?」」
終わりのない同じような日々を何年も続けてていいのだろうか?
・・・そんな悩みの一つの解決策がFIREです。
今回はFIREを目指すことで心が保たれている、ということに関してお話ししたいと思います。

精神が安定する。それこそがFIREの真骨頂。
心が保たれる理由

今の生活の終わりが見える
小学校、中学校、高校、大学、大学院・・・
学生時代は何度も区切りがつくタイミングがあったはずです。
卒業すればその学校生活はリセットです。
細かく挙げれば期末テストが終われば一時勉強から解放されるし、受験に合格すればゴールでした。
部活動も最後の大会が終われば引退です。
終わりがあるから頑張れました。
でも会社生活は違います。
確かに、例えば一つのプロジェクトが終われば一区切りはつきます。
しかしそして次のプロジェクト、そしてまた次のプロジェクトへ・・・際限がないのです。
何個頑張っても解放されない責任感。
いくら昇進しても仕事内容が変わっても逃れられません。
本当に、いつまでこの生活が続くんだろう?
定年までの30年間、本当にこれ、続けるの?
誰か「そうだよ終わりならあるじゃないか、まぁ30年後だけど。」
もう途方もなく絶望的な現実です。
しかしながらFIREという概念がそんな悩みを払しょくしてくれます。
○○円お金を投資して年利回り△%で運用できれば働くなくてもオッケー!ゴール!!
頑張れます。
早く〇〇円投資してやろうじゃないか!!そしたら終わりだ!!
別に退職してしまう必要は必ずしもありません。
会社の制度が許せば週休4日制などに勤務スタイルを変えればおのずと生活スタイルも変わります。
退職せずに働いたお金は自由に使える状態のコーストFIREでもOKです。
それは人生が変わったと言っても過言ではありません。
今の生活の終わりが見える・・・ゴールがあるため、今の仕事はFIREを達成するためのただの行為だと割り切って行うことができます。
この生活を30年も続けなくてよい。
そう思えるため、FIREを目指しているだけで多くのサラリーマンが抱く絶望感・憂鬱感をあまり感じることなく(感じても、まぁFIREするからいいかとすぐに思えて)過ごせています。


現代人にはもはやFIRE的発想が必須なのかもね・・・
仕事に対して気軽になれる


下記記事でも詳しくお話ししていますが、
今の給料水準で納得いくFIRE計画が立てられていればそれ以上は頑張る必要がないのです。
もちろん頑張って昇給すればその分FIREまで早く到達するのですが、その頑張るをしたくないサラリーマンが目指すFIREです。
いち早くFIREを達成するためがむしゃらに頑張るのも素敵ですが、
今より気軽に仕事ができる精神状態になれるというのも素敵です。
私の例を挙げましょう。
私は学生時代から責任感が強い方なのですが(強いということにしておいてください)、
振られた作業は「早くやらなくちゃ」「きっと待ってるはず」「あああでも今の仕事もやらないと・・・」
とてんやわんやになってしまう質でした。
例えば期限を明確に示されていない作業だと、なるはや(なるべく早く)の案件なのかな?と思ってしまいます。
期限を聞いたらしっかりここまでと言ってくれる人はいいのですが、当然早く終わっていればいいことは間違いないので、マージンを取った日程を提示されることもあります。
「明後日くらいにあればいいかな」


はい・・・(え!?明後日!?)
と、期限をしっかり聞いたことにより墓穴を掘り自分の首を絞めることもしばしばありました。
しかしFIREを目指した今ではそんなことは減りました。
同時並行で別作業をしない!!
片方が遅れもいいのでまずはしっかりもう片方の作業を終わらせる。
まだかと言われても「別な作業があったためです」と言える度胸はつきました。
最低限の優先順位は考えますが、基本的に途中で振られた仕事は一番後ろ回しです。
今やっている仕事以外のことは頭から抜いておけるようになりました。
別に依頼者からどう思われても構いません。
本当に早く必要なら期限を設けるはずですし、進捗フォローもしてくるはずです。
そういう風に考えるようになってからは、すごく気軽になりました。


FIRE達成前でもすでにいいことがある。
仕事はそこそこでよいと思える
前項に絡むのですが、今の給料水準でFIRE計画を立てられていればぶっちゃけ給料は1円も上がらなくてよいのです。
インフレ対策には投資を行っていますし、FIREを目指す行動をしていればまずお金の面で路頭に迷うことはありません。
昇進のため、昇給のためを意識してサラリーマンの辛い競争をしなくてもよいのです。
なので仕事はそこそこでよいと思えます。
日曜日の夜が来ても、憂鬱だけど、まぁそこそこやればいっか。
FIREを目指すことは精神安定剤である


私はいましっかり定時退勤をしています。
前述の通り仕事に対して気軽になれましたし、早く帰って妻と晩御飯を食べたり、逆に私が在宅勤務の時は晩御飯を作って妻を待つという幸せを実感できるようになりました。
いつの間にか「明日嫌だなぁ」という回数も減っています。
口癖のように言うときもありますが、心の中では「まぁそこそこでいいか~」と思いながらがほとんどです。
結局FIREするしいいか。
この一言に集約されるかもしれません。
何かミスをしても、昇進しなくても、問題ないです。
FIREを目指すだけでこの精神安定感。たまりません。