2024年も半分が終了しました。
つまり新NISA開始から半年が経過したということです。
いい節目なのでNISA含め2024年1月から6月の投資成績と総資産額についてまとめたいと思います。
なお当ブログではFIREを目指し、月ごとに投資成績と総資産を公開していますので是非定期的にブログをのぞいてみてください。
投資スタイルはインデックス投資一本

まず私の投資スタイルについてお話しします。
私はインデックス投資による長期投資のみしか実施していません。
他の投資は現在一切やっていません。
インデックス投資で一番重要なことは「続けること」であり、そのためには下落相場や暴落、あらゆる誘惑に長期で打ち勝つ必要があり、
他の投資にうつつを抜かしている場合ではないと判断しているからです。
インデックス投資で狙う年率平均リターンは良くて7%程度ですから、株式トレードや不動産投資などに比べるとかなり見劣りする数値にしかなりません。
もしちょっと株式トレードで利益を出してしまうとインデックス投資でのリターンが物足りなく感じるかもしれません。
しかしインデックス投資は入金力ゲームですから、株式トレードへの資金を大きくすればするだけインデックス投資での利益拡大は小さくなっていきます。
当然ながら株式トレードにて長期的に安定したリターンを得ることは非常に難しく、安定できたとしても7%を超えるような成績を得られる保証はありません。


それならばインデックス投資で比較的リスクを抑えた投資で同じ7%程度のリターンを得る方が合理的です。
そして他の投資をやっている期間も犠牲にしてしまうので、入金力低下と期間縮小のダブルパンチでインデックス投資の成績を落としてしまいます。
そもそもインデックス投資を行うような人はそれ以外の投資などできるスキルがないということは忘れてはいけません。
そんな人種が安易に他の投資に手を出すとその投資でリターンを十分に得る可能性は低く、むしろインデックス投資を長期で続けていくことすら難しくなってしまうと考えています。
インデックス投資を長期で続けていくためにはあらゆる綻びの可能性を排除しなければなりません。
そう考えて私はインデックス投資のみを行うことと決めています。
新NISA開始半年後の総資産


ここからは2024年1月初旬から6月下旬までの資産を比較していきます。
項目 | 1月 | 6月 | 偏差 |
現金 | ¥12,234,658 | ¥14,189,043 | +¥1,954,385 |
投資信託(証券口座) | ¥30,819,223 | ¥37,244,771 | +¥6,425,548 |
投資信託(企業型DC) | ¥5,271,429 | ¥6,886,233 | +¥1,614,804 |
投資総額 | ¥36,090,652 | ¥44,131,004 | +¥8,040,352 |
総額 | ¥48,325,310 | ¥58,320,047 | +¥9,994,737 |
総資産額はおよそ1000万円の増加になり、私の経験上半年間の増加としてはハイスピードです。


大体2倍のスピードです
労働で得た資金はほぼ投資に回しており、投資総額はおよそ800万円の増加となっています。
内訳は新NISAや旧NISA、特定口座を含めた証券口座と、企業型DCで運用中のものです。
あまりは現金額として増えていますが、ボーナスがまだ入金できていない影響によるものです。
これだけだと資産の増え方が入金額と含み益増加額で分からないので次の項で詳細を見て行きます。
新NISA開始半年後の投資成績(全体)
投資商品 | 1月残高 | 6月残高 | 残高偏差 | 1月損益 | 6月損益 | 損益偏差 |
eMAXIS Slim(8均) | ¥24,079,972 | ¥28,322,135 | +¥4,242,163 | ¥3,530,034 | ¥6,230,141 | +¥2,700,107 |
eMAXIS Slim先進国株式 | ¥6,510,149 | ¥8,658,464 | ¥+2,148,315 | ¥1,775,452 | ¥3,543,764 | +¥1,768,312 |
ひふみプラス | ¥229,102 | ¥264,172 | +¥35,070 | ¥113,661 | ¥148,731 | +¥35,070 |
年金ダイワ日本株式 | ¥841,848 | ¥1,024,634 | +¥182,786 | ¥276,846 | ¥427,232 | +¥150,386 |
三井住友DC外国株式 | ¥2,955,331 | ¥3,848,794 | +¥893,463 | ¥1,241,139 | ¥2,026,602 | +¥785,463 |
東京海上外国株式 | ¥1,115,585 | ¥1,492,984 | +¥377,399 | ¥408,696 | ¥709,095 | +¥300,399 |
三菱UFJDC新興国株式 | ¥358,665 | ¥476,221 | +¥117,556 | ¥43,712 | ¥128,268 | ¥+84,556 |
総額 | ¥36,090,652 | ¥44,087,404 | ¥7,996,752 | ¥7,389,540 | ¥13,213,833 | +¥5,824,293 |
※商品名は表の都合上略してあること、投資の受渡日のずれにより前項の表から若干ずれていることはご承知おきください。
商品別の成績は確認いただくこととして、着目しておくのは総額ですが1月から6月にかけて800万円のプラスであることは前述のとおり。
その中で利益の拡大はどの程度寄与したかというと、およそ580万円の増加となっており投資総額増加の7割以上を占めます。
1月の投資額をベースにどの程度の割合で増えたかというと+16%以上でした。


この間に積立投資による新規入金を行っているので参考値です。
この成績がどのようなアセットアロケーションから生まれたかは表からも計算できますし、下記記事でもお話ししているので参照してください。
ご確認の通り8資産均等型をメインに株式のみならず債券やREITに分散投資をしているため、流行りのオルカンやS&P500一本に比べると見劣りする数値だと思われます。
とはいえ投資額が4000万円もあると半年で580万円も増やすことができるのですね。
相場が良かっただけと言われればそれまでですが、良い相場が来る前に大きく投資していたことの成果でもあるため一概に結果論という訳ではありません。


もちろん株式のみに投資していた方がもっと成績は良かったはず。でもそれは理解して分散していた。
この増えた580万円はインデックス投資信託の中で新NISAの枠を消費することなく自動的に再投資されており、この先複利の効果でさらに利益を拡大していく力になります。
新NISA開始半年後の投資成績(新NISA)


おそらく皆様が気になる「1月から始まった新NISAでどれくらい増えたんだ」ということですが、
商品名 | 残高 | 損益 | 損益率 |
eMAXIS Slim(8均) | ¥3,318,905 | ¥248,049 | 8.08% |
eMAXIS Slim先進国株式 | ¥913,913 | ¥151,709 | 19.90% |
総額 | ¥4,232,818 | ¥399,758 | 10.43% |
この表は夫婦二人分の新NISA口座合計であることは注意してください。
投資総額は423万円程度であり損益はおよそ40万円となっています。
つまり大体423-40=383万円から生まれた利益が40万円の10.43%となります。
商品別にみるとやはりバランス型のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が先進国株式よりも劣後しており、それは損益率にも反映されています。
2024年に入っても米国株式は好調であり、それを多く含むeMAXIS Slim先進国株式インデックスも大きく利益を伸ばしました。
おそらくこの利益は殆どの人よりも少ない数値となっているはずです。
私は米国株式に大きく傾倒するような投資を行っておらず、また株式自体への投資割合も5割程度です。
株式とは値動きが異なる債券や不動産のREITにも投資しており、また国別には日本や米国以外の先進国、新興国にも投資し広く分散しています。


リスクを出来るだけ抑えつつ着実に資産を増やすスタイルです。
どんな相場になってもこのアセットアロケーションが自動的に値動きを抑え、積立投資によるドルコスト平均法と定期的なリバランスにより資産を増やしてきます。
この数値をみて「やはり株式だけに投資していた方が増えたな、しめしめ」と思う人が大半だと思います。
しかし長期投資は文字通り長期で、十数年、数十年と続ける必要がある投資です。
今は少ない利益でも、前項の全体の利益のように投資額が大きくなるとこのように広く分散を効かせていても絶対値的には数百万円の利益を拡大することが可能です。
しかも暴落に遭った場合は債券がクッションとなり、回復期間を短縮してくれます。
当ブログではこの長期投資を続けていくためにあらゆる角度から見解を述べていますので、この記事にたどり着いたことを機会に是非別記事も覗いていただけると幸いです。