このブログでは難しい数式や計算はほとんど出てきませんが、今回は特に精神的な話になります。
とはいえこの精神というのがインデックス長期投資においては資産形成ないし人生を大きく左右する重要な要素であります。

一番大事だとさえ思っている。
こういったインデックス投資の性質が私の性格に非常に合っているのです。
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若いころは堅実タイプは下に見られがち

私の性格は自他ともに認める堅実でコツコツタイプ。
しかしながらこの性格は年齢が低い内は下に見られがちです。
いくつかエピソードを話しましょう。
エピソード1:勉強方法
時は高校生時代。地元の進学校に通っていた私は文武両道。部活が終わってから、または引退してからは毎日勉学に励んでいました。
入学直後から卒業まで定期試験の順位は毎回一桁であり、半ば強迫観念に駆られて勉強していた毎日でしたが、
しかしその実態はかなり要領が悪く、
試験範囲である教科書のページや問題の解き方を一つも逃すことなく丸暗記することで試験に臨んでいたのです。
このやり方はあまり良いものではないことは自覚していましたが、かといって要点をまとめたり応用が利きそうな部分から派生させて問題を解くといったスキルを持ち合わせていませんでしたし、
そんな仕組みを考えるのは面倒だったのでもう単純に全部解けるようにしとけ!というやり方をしていました。

このやり方が社会に出て限界を感じる要因になっていたりしますが、それはまた別のお話。
そんなやり方で過ごしているうちにふと当時の友人にこんなことを言われました。
「キンチラは知識タイプで、俺は知恵タイプなんだ」
「知恵タイプは問題をひらめきで解ける」
あまり言われて気持ちの良いことじゃなかったと記憶してます。
なぜなら「君の頭の辞書になければ解くことは不可能だ」と暗に言われていると感じたからです。
エピソード2:安心のための貯金
時は大学時代。30万円(学生にとっては大金)は銀行口座に残しておくといったタイプの私はふと当時の友人にこんなことを言われました。
「キンチラは安心を買うために使わないお金を残している。でもお金は使った時に価値が生まれるものだ。」
その友人は(今は違うが)入ってきたお金はほとんど使ってしまうタイプの人間でした。
・・・
この二つのエピソードを振り返って感じることは、
どうにもコツコツと着実にまたは堅実に行っている行動が、スマートまたは大胆に行う行動よりも地位が下であるような見方をされるということです。
面白くない奴だと評価されるのです。
しかしこの評価は年齢が上がるにつれて逆転していく傾向にあります。
要領が悪い勉強方法は置いておいて、「堅実にコツコツと着実に」という行動は段々評価されていきます。
こと貯蓄においては30万円はキープしておくという考え方は今や常識となった生活防衛資金という考え方そのものですし、
数千万円の資金が必要となる長い人生の中で少ない月給から将来のために少しずつ貯めておくことが必要不可欠になります。


まさに堅実コツコツ
年齢が若い内は世の中の現実を知らない、自身の可能性に満ち溢れている、または単に「青い」ため、
かっこよくスマートに、とか、宵越しの金は持たない、とか、ちょっと悪、とか、
より目立つ方に憧れを持ちがちです。
なので地味なタイプは面白くない奴と下に見られがちになるのです。
難易度が上がるに従い限界が来る


よく何をやらせても人並み以上にこなせる天才肌の人がいます。
大学時代にそういう人がいました。
どんなゲームをやらせても、どんなものを作らせても、周りの友人が凄いと唸るプレーや作品を作ってしまうような。
その後のその人の人生は大して知りませんが、一度Youtubeチャンネルを立ち上げて動画投稿を行っていたのですが、登録者二桁代で更新が少なくなっていることを知っています。
Youtubeの収益化の条件は登録者1000人以上、年間再生時間4000時間以上なのですが、これが非常にハードルが高く、
登録者1000人以上のチャンネルは全体の15%以上といわれており、85%以上は1000人に届いていないということになります。
私は2000人弱の登録者がいるチャンネルを運営していますが、100人に届いたときはチャンネル開設から1年後でしたし、6年目の今でやっと2000人行くか行かないかです。
やっとまとまった金額の収益を得られる1万人以上など夢のまた夢ですが、そんなレベルまで到達することさえも非常に難しいのです。
それ以外にももちろん難易度の高いことはいっぱいあります。
個別株式トレードで生きていけるくらい稼いだり、仮想通貨トレードで一発当ててみたり、個人事業を成功させたり・・・
憧れてチャレンジするのは容易いですが、それで成功できるかというと、やはり失敗する人の方が圧倒的に多いわけで。
ゲームや工作で友人が唸る程度の物事をするよりもその難易度は明らかに高くなります。


※そのゲームや工作をしっかり昇華して立派なお仕事に繋げている方は尊敬します。ただしそれもかなり難易度が高いです。
やはり社会というのは厳しいもの。可能性に満ち溢れる数多の学生や若者の憧れがすべて叶うようには出来ていないのです。
そして大半の学生は雇われのサラリーマンとなり、経営者に着かず離れず程度の報酬にいい様に調整されて定年まで使役されます。
今まで何でもある程度出来ていたことが時が経つにつれて難易度が上がり、どこかで限界を感じるのです。
コツコツタイプの逆転手法「インデックス投資」


若いときは下に見られあまり日の目を見ない堅実コツコツタイプですが、
こと資産形成においてはこういう性格の人が有利になる手法があります。


そう、インデックス投資です。
とはいえ個別株式トレードや不動産投資を生業にしている人からはやはり大して儲からない面白くない投資だと蔑まれたりしますが、
大人になった我々は既に人生はそんなに甘くないものだと知っています。
如何にトレードで儲けを出すことが、それを何年間も続けることが難しいのかを経験していなくても情報やデータで理解することができます。
インデックス投資の利点は世界の経済成長に乗るという戦略であるため、長期では資産が増える可能性が非常に高くかつ再現性もあるという投資手法です。
その代わり年平均利回りは3~7%と個別株式などに比べるとかなり控えめですが、複利効果でサラリーマンでも人生を支える以上の資産(1億円以上)を築くことが可能です。
インデックス投資は時間が最重要です。
たとえ毎月の積立額が少なくとも、時間をかければ数百万、数千万円の資産を築くことができます。
そして次に入金力です。
毎月の積立額をより多く確保できれば数十年後には1億、2億の資産も夢ではありません。
欠点は逆に瞬発力がないことです。個別株式トレードで短期間で一発当てるなどの所業はインデックス投資には不可能です。


しかし過ぎた時間は戻ってこないということも考慮せねばなりません。
夢見る投機家が個別株式や仮想通貨トレードに数年間うつつを抜かしている隙にインデックス投資家はコツコツとインデックス投資信託に入金していきます。
夢見る投機家の数年後の成績がマイナス、強がってプラスマイナスゼロ(往々にしてあること)だったとしても、損しなかったからOKという訳にはいきません。
その間インデックス投資家は着実に投資元本を増やし、年平均3~7%の利回りを得ているのです。
投資の開始を数年間遅らせるというのは文面以上に機会損失になりまして、
例えば1年間毎月3万円(年36万円)を投資するのを遅らせると、その後30年間で得られる36万円から生み出される利益は年率5%とすると119万円以上になります。
たった一年遅らせただけで生涯100万円以上の差がつくのです。
これを毎年36万円コツコツと積立していた人と、個別株式トレードで儲けたり損したりしながら「トレードは難しいな、これ以上大きな損をする前にインデックス投資に切り替えよう・・・」となる人の差は数年間で既に広がっています。
失った時間は戻ってこないと同時に、インデックス投資で得られたはずの利益も戻ってこないのです(機会損失)。


もちろん投資に絶対はありませんが、インデックス投資は高い再現性をもつ投資手法といわれおり、国も認める資産形成の手法です。
堅実コツコツタイプと相性抜群


とはいえインデックス投資もすべての人が成功できる手法という訳ではありません。
理由は成果が出てくるためには数年十数年単位の長期で継続する必要があるためです。
インデックス投資はあくまで長期で右肩上がりを想定する投資手法であり、短期的な元本割れは受け入れる必要があります。
それは投資を始めた初期だけではなく、10年に1度来ると言われる大暴落にも定期的に耐えなければなりません。
コツコツと積み上げてきた資産が暴落で一気に半分になることも経験します。


5年間コツコツと積み上げた利益+30%が暴落で0になるどころかマイナスに。考えたくない・・・
夢を見ず堅実なインデックス投資を選択した人の中でも暴落でふるい落とされる人も多いです。
ふるい落とされるというのは投資からの退場。これ以上損をする前に損切りしてしまおうという、一見してスマートな邪念。
長期投資においては一番やってはいけないことですが、頭では理解していたつもりでもいざとなった時は冷静に判断ができない。
そんな歴史は繰り返されているようです。そして人間は過去を忘れます。
まるで十年以上前の地震などの大災害から何も学ばないかのように・・・
そんなインデックス投資で力を発揮するのが一つのことに集中し堅実にコツコツと長く継続できるタイプの人間です。
やることは単純。毎月同じインデックス投資信託を一定額買い続けるだけ。


厳密には定期的なリバランスなどがありますが、極論やらなくても資産は増えていきます。
作業自体に難しさはありません。スマートなやり方も、ひらめきもそこには必要ありません。(むしろひらめきは非常に危険)
しかしながらパワーは絶大。
堅実コツコツタイプは入金力を上げるための日々の節約に対しても持ち前の継続力を発揮します。
高い入金力と継続性はインデックス投資においてかなりの強みです。
30年後、早くて10年後には資産1億円以上保有の富裕層、億り人になれる可能性を秘めています。
誰もがうらやむ億り人に堅実コツコツタイプは成れるのです。
堅実な再現性の高い手法を早々に手堅く選んだ我々には潜在力があります。可能性大です。
あとは続けること一本に集中してあらゆる施策を取り入れることをしていけば、あとは座して待つのみ。


分散投資、リバランス、現金確保!!
とはいえ投機家、起業家へのリスペクトは忘れてはいけません。
この人たちは果敢にもインデックス投資では到底得られない莫大な富やキャッシュフローを得るために我々では持ちえない相当な勇気をもって挑戦しています。
謙虚な気持ちで、しかし静かに燃える精神でインデックス投資を続けていければよいなと思っています。