【FIREブログ】投資を緩めて少し贅沢をした方が幸せじゃないかという幻想。

FIRE

私はFIREを目指しインデックス投資に毎月少なくとも28万円は入金しているサラリーマンです。

よって投資以外に何から何まで娯楽に使えるお金というものは制限されています。

SNSを見渡すとFIREを目指す過程で、

「もう少し今にお金を使った方が幸せじゃないだろうか・・・」

と今までの自分に疑問を抱き入金スピードを緩める人もいるようです。

しかしながら私はこの考えには落とし穴があると思っています。

FIREを目指している方も、単に長期投資を頑張っている方も、少しだけ目を通していってもらえると幸いです。

キンチラ
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投資の手を緩めるその前に・・・

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なぜ贅沢をしたいと思うのか?

そもそもなぜ「もう少し今にお金を使った方が幸せじゃないだろうか・・・」と思うのかというと、

それはインデックス投資は今の生活が良くなっている実感が起きないからです。

私のような凡人がFIREを目指したり、長期投資をする手段としてはインデックス投資が主流です。

しかしながらインデックス投資は基本バイ・アンド・ホールド

自由に使えるお金が得られるキャッシュフローは生まれないのです。

世界は成長し続けているという前提であれば、インデックス投資信託による全世界投資を実行していれば確実にお金の面では豊かになっています。

長期的に右肩上がりであることをを信じる投資のため、

今この時投資出来ているという事実だけで豊かになれる可能性は非常に高いです。

可能性は非常に高いですが、将来のことなので今実感が得られず不満に思うのです。

キンチラ
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事実私もそうです。キャッシュフローがないので生活レベルを上げられません

将来が大事なことと同じくらい今も大事です。

そして結局人生は幸せになることが目的です。

昨今話題の年金・退職金の減少による老後不安が払しょくできる程度まで投資出来たら、あとは今の自分の生活を豊かにできたらよいのでは・・・

と思うことは自然なのかもしれません。

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落とし穴とは

本題です。

「もう少し今にお金を使った方が幸せじゃないだろうか・・・」というのは何かにお金を使えば幸せになれるという前提が隠れています。

言い方を変えると、「幸せになれるお金の使い方をする」という制限がつくことになります。

ここが落とし穴です。

一口に贅沢と言っても様々です。

いつもより良いお肉を買ってきたり、外食に行ったり、旅行へ行ったり、高級家電を買ってみたり・・・

これらが幸せなのか、を考える必要があります。

キンチラ
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お金の使い方はその人の生き方の移し鏡

その贅沢は本当に幸せか

私の経験や感覚なのですが、いくつか例を挙げて考えてみます。

例えばちょっと外食でラーメン屋に行き、贅沢に全トッピングをしたとしましょう。

きっとその時は多少なりとも興奮するでしょうが、幸せではないです。思い出にすら残らないでしょう。

キンチラ
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遠い昔にやった気がするけど・・・

例えば趣味のキャンプにて高額なステーキ肉を炭火で焼いて食べたとします。

きっとその時は美味しさに満ち溢れるでしょう。

しかし私は幾度とキャンプへ行き、普段の食事より良い食材で料理をしていますが、

その時に何を食べたかなどは時間が経てば記憶に残っていないことがほとんどです。

キンチラ
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幸せ、とまではいかないかなぁ

例えば今使用しているミッドレンジのスマートホンからハイエンドのスマートホンに買い替えたとしましょう。

きっと今より快適にネットサーフィンができたり、高画質で写真が撮れたりするでしょうが、それで幸せだというわけではありません

キンチラ
キンチラ

スマホを使えること自体が幸せなのかもしれない・・・普通過ぎて実感なし

このように、幸せにつながらない贅沢はたくさんあります。

限界効用逓減の法則

経済学では「限界効用逓減の法則」というものが存在します。

「限界効用」とは、消費財1つの効用(満足度)は消費財が増えるにしたがって低減していくということです。

1杯目のビールよりも2杯目、3杯目、4杯目・・・・と増えるごとに満足度は下がっていきます。

むしろ10杯目になるともはや苦痛。
経験のある方もいるのではないでしょうか?

キンチラ
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のどが渇いた後の冷えた麦茶とかもね

また私の実体験で話すと、子供のころに家族で行ったキャンプが楽しかったことが記憶に残っています。

しかしそこから大人になり10回20回30回とキャンプを繰り返しても、初めのあの頃の楽しさは超えられていません

もちろんキャンプ自体は楽しいですが、慣れてくると日常に近づいている感覚はあります。

大人になってからのキャンプでも楽しかったテント設営も、今や早く終わらせたいだけの作業になっています。

キンチラ
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楽しさって逓減していく・・・

それと同じように幸せを求めて今行う贅沢に関しても、いつかは慣れて幸せを感じられなくなってしまう可能性は大いにあります。

いたずらに贅沢をしても意味がないのです。

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投資を緩めてまでやるべき贅沢か

長期投資を実施しているということは何か目的があるか、今は使わないお金をとりあえず増やそうと思ったかだと思います。

私のようにFIREをしたいと突き抜けている人もいるかと思います。

一度は長期投資をしようと決めたはずです。
今やろうとしている贅沢は、それを緩めてまでやる価値のあることでしょうか?

キンチラ
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なんとなく贅沢して本当にいいのかな?

正しい方法でインデックス長期投資を行っていれば、将来お金が増えている可能性は非常に高いです。

そして増えたお金というのは増えた分だけ選択肢を増やしてくれます

今まで取りえなかった幸せを感じる選択肢が生まれるかもしれません。

大切な家族との思い出を残すための車を買ったり、家を買ったり、思い切って起業したり・・・・人生を変えるほどの選択肢。

キンチラ
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インパクトの大きいことをするにはお金が必要なことが多い

FIREだってその一つです。

今贅沢をするなと言っているわけではありません。
一生の思い出に残る贅沢もあるはずです。

一度決心した投資を緩めるくらいですから、浮いたお金をどう振り分けるかはしっかり考えてもよいのではないでしょうか、というお話でした。

キンチラ
キンチラ

贅沢の取捨選択を意識しようね!!