FIRE目標金額の落とし穴!「総資産」で計算すると失敗する理由とは?

FIRE
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はじめに:FIRE目標金額、どうやって決めてる?

SNSや書籍でよく目にする「〇〇万円あれば年利△%で年間××万円!」「目標資産〇〇万円!」というFIREの目標設定。

一見スマートでわかりやすく、目標設定しやすそうに思えますが……実はこれ、ちょっと誤解を招きやすい表現です。

このまま鵜呑みにすると、「目標に到達した!」と思ったのに、現実にはまだFIREできなかった…なんてことも。

✅今回は、FIREの目標金額を考えるときに「総資産額」で見積もるべきではない理由と、代わりに何を基準にするべきかを深掘りしていきます。

キンチラ
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正しい目標設定って、FIRE達成の近道だよ!

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よくある誤解:総資産=FIRE達成?

SNSやブログなどでよく見かけるFIRE関連のフレーズといえば、次のようなものです。

「〇〇万円あれば年利△%で年間××万円の生活ができる」
「目標資産〇〇万円を目指す!」

──ぱっと見たところ、〇〇万円という“金額”さえ達成すれば、FIREできるように思えますよね。
ですが、この表現には重要な落とし穴が潜んでいます。

この「〇〇万円」という目標額、総資産を指しているように思えますが、FIREにおいてはそれでは不十分なのです。

簡潔に宣言しようとするがゆえに、こうした表現になるのは仕方ない部分もあります。
ただし、それを鵜呑みにして「じゃあ自分も総資産〇〇万円を目指そう」と考えてしまうと、FIRE達成までの道のりが大きくズレる可能性があるんです。

キンチラ
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細かいやっちゃな~って思われるかもだけど、ここめっちゃ重要なんだよね…(笑)

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なぜ「総資産」を使ってはいけないのか?

理由はシンプルです。

総資産のすべてがFIREの原資になるわけではないから。

例えば、「6000万円あれば年利4%で年間240万円の生活費が確保できる」と考えたとしましょう。
でも、その6000万円すべてを運用に回せるでしょうか?

現実には以下のようなお金は、投資に回せません:

  • 生活防衛資金(数ヶ月~数年分の生活費)
  • 近い将来に必要な支出(家電の買い替え、学費、車検など)

これらは現金や定期預金など、投資とは別に確保しておく必要があります。
つまり、6000万円の“総資産”がある=FIRE達成とは言えないのです。

✅つまり「総資産=投資元本」とはならず、FIRE達成にはその“投資可能額”がどれだけあるかが重要なのです。

キンチラ
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生活防衛資金もないままFIRE目指すなんて…それはもう無謀な旅だよ!

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必要な現金がある分、目標資産も上乗せが必要

家計破綻の最終防衛ライン:生活防衛資金

仮に生活防衛資金や短期的な支出のために500万円の現金を別で確保するとすると、
投資に使えるお金は6000万円−500万円=5500万円です。

生活防衛資金とは、
急なライフイベントや不測の事態が発生したときに生活を維持できるための資金です。例:大きな事故・病気など。

この場合、FIREを目指すためには投資額として6000万円が必要なので、
少なくとも総資産は6500万円に到達していなければなりません。

これが誤解の原因です。
「総資産6000万円」と「投資額6000万円」は、まったく意味が違うんです。

たとえば、手取り25万円のサラリーマンが月15万円を貯金できるとして、FIREに必要な生活防衛資金500万円を貯めるには…?

👉 約33ヶ月、つまり2年9ヶ月かかります。

もし「総資産6000万円でFIREだ!」と決めた人が、まだこの500万円を別途準備していなければ、実際のFIREはさらに3年弱遅れることになるわけです。

キンチラ
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目標をちょっと勘違いしてたせいで3年ロス…って悲しすぎるよね。

FIREと生活防衛資金の黄金バランスとは?

生活防衛資金はどれくらい必要? という疑問もよくあります。
結論から言えば、最低でも生活費の半年~1年分を現金で確保しておくのが目安です。

✅失業・病気・急な出費に備える現金は「FIREの土台」
✅現金+生活防衛資金=「安全資産層」のイメージを持つと整理しやすい。

FIRE後に備える現金クッションの重要性

FIREを達成し、すべてをインデックス投資に回しているとしましょう。
しかし、いざリタイアした直後に相場が暴落してしまったらどうなるでしょうか?

⚠️ 売却する資産が大きく値下がりしている
⚠️ 必要な生活費のために不利なタイミングで資産を取り崩す
⚠️ 長期的な資産寿命が縮んでしまう

これを防ぐために必要なのが、**「現金クッション」**です。

現金クッションとは、株式市場が下落している期間でも資産を売却せずに生活を維持できるように準備しておく数年分の現金のこと。
たとえば、生活費年間240万円なら、2〜3年分=500〜700万円ほどの現金を残しておくという考え方です。

💡現金クッションのポイント

  • 投資とは別枠で用意(総資産には含めない)
  • 銀行預金や個人向け国債など、安全性が高い場所に置いておく
  • 暴落時に使い、相場が戻ったらまた補充するのが理想

FIREは長期戦。
相場の上下にいちいち振り回されず、安心して生活を続けるためにも、現金クッションの準備は欠かせません。

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FIRE前後で必要な現金はざっくり1000万円?

ここまでの内容を整理すると、FIREを目指す上では、投資に回す元本とは別に確保しておくべき現金が2つあることがわかります。

生活防衛資金(FIRE前から必要)
失業・病気・ケガなどの「まさか」の事態に備える資金。
目安は最低でも生活費6ヶ月〜1年分。たとえば月20万円生活なら240万円ほど。

現金クッション(FIRE後に必要)
FIRE後に起こる暴落など「相場が悪い時期のつなぎ資金」。
目安は少なくとも、2〜3年分の生活費。年間240万円なら500〜700万円程度。(※万全を期するなら5年分)

合計すると、700万〜1000万円程度の現金は、投資とは別にキープしておく必要があるというわけです。

この現金は、もちろん目標FIRE投資額には含めません。
つまり「FIRE達成=投資額〇〇万円」という目標を立てるなら、それ**+現金1000万円前後**が本当に必要な資産ということになります。

キンチラ
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目標額ぴったり投資できた!…でも現金ゼロじゃ、FIREしても詰むぞ~!

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「目標資産〇〇万円」がさらに危険なワケ

「〇〇万円あれば年利△%で…」という表現はまだ理解の余地があります。
ですが、「目標資産〇〇万円」という表現だけだと、その中身がまったくわかりません。

たとえば、目標資産6000万円をすべて現金で保有していた場合──
当然そこから配当も売却益も生まれません。つまり、FIREは不可能です。

「じゃあその時に一括で投資すればいい」と思うかもしれませんが、
6000万円を一気に投資に回すのは現実的にはかなり勇気がいります。

多くの人は分割投資積立投資を選び、その間にFIREの開始がどんどん先延ばしになるのが一般的です。

キンチラ
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一括投資が理論上は正解でも…人間、気持ちがついていかないんだよね~。

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本当に使うべき指標は「総投資額」

では、FIRE目標をどのように立てればよいのでしょうか?

✅ 答えはシンプル。「総投資額」です。

投資口座に実際に投資されている金額、これこそがFIREの実現に直結する数字です。

  • 現金や生活防衛資金は除外
  • 計算も進捗管理もシンプル
  • モチベーションの維持にも◎

例えば「投資額6000万円」という目標を掲げれば、
車の買い替えで現金が減っても「FIREから遠ざかった」と落ち込むこともありません。

キンチラ
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投資額だけを追えば、迷いが減ってストレスも少なくなるよ!

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まとめ|「総資産」ではなく「総投資額」を目標にしよう

FIREを目指す上で重要なのは、目標資産の設定方法です。多くの人が目標資産を「総資産」で設定しがちですが、これは誤解を招くことがあります。なぜなら、総資産額が目標額に達したからといって、そのままでFIREが達成できるわけではないからです。

重要ポイント:

  1. 総資産額ではなく、総投資額を目標にする
    生活防衛資金や現金クッションを別途確保した上で、実際に投資に回している金額がFIRE達成の目安となります。
  2. 生活防衛資金と現金クッション
    生活防衛資金は、少なくとも生活費の6ヶ月分〜1年分、現金クッションも数百万円を確保することが推奨されます。これにより、投資が暴落した場合でも安心して生活を維持できます。
  3. 資産を分けて考える
    目標金額を決める際には、「総資産」「投資額」「生活防衛資金」を明確に区別し、計画的に資産を運用することがFIRE達成への近道です。
  4. 投資額を増やす戦略
    収入から投資に回す金額を確保し、目標金額に向けて着実に進捗を管理することが重要です。シンプルな目標設定にすることで、途中で迷わず計画を続けられます。

目標金額設定は、FIREを実現するための最初のステップです。

生活防衛資金現金クッションをきちんと確保した上で、投資額を目標に設定し、着実に投資を続けることが成功への鍵です。無理のない計画で、着実にFIREに向かって進んでいきましょう。

キンチラ
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目標達成には計画が必要!焦らずコツコツやっていこう!

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