【2025年問題】厚生年金の負担増(実質増税)が中間層を直撃!?資産形成のタイムリミット到来

資産形成

2025年に入り早々に衝撃のニュースが報道されました。

年収798万円以上の会社員の厚生年金保険料を月1〜3万円引き上げる――。

キンチラ
キンチラ

これが実現すれば年間12万円~36万円の実質増税です。

この報道に対する国民の声などは記事内およびコメント欄を参照いただくとして、

これを見た私の感想を述べ、それに対する対策をいくつか紹介します。

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2025年問題が顕在化:豊かに暮らせない未来

2025年問題とは・・・
2025年に入り、日本において人口の多い団塊の世代のすべてが後期高齢者(75歳以上)になることにより、現役世代の保険料負担が重く上昇してしまうこと。
後期高齢者は一部の高所得者を除き、保険医療の負担割合が1割に減少するため。

国からすれば、人口の多い団塊の世代の保険医療負担割合が3割→1割に減額されることで多くの財源を失うことになります。

キンチラ
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さらに高齢化社会で年金支給額も大きく上昇しますから、財源減&支給増のダブルパンチでヤバいことになるということです。

そしてそのしわ寄せは当然ながら現役世代へいくのです。

2024年までも増税を繰り返し現役世代を苦しめてきた国ですが、私はこの報道を見てこれまでとは違う雰囲気を感じました。

それは、今までは消費増税や、超富裕層を対象に金融所得課税を強化するなど、全世代で満遍なくor超富裕層に限った増税が目立っていたためですが、

今回は年収798万円以上を対象に厚生年金保険料の増額、実質増税を、中間層に狙い撃ちするかのような施策を画策しているからです。

このような施策が続くようなら、最低限度の生活はできても、今後豊かに暮らせる未来が見えなくなります。

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すでに資産形成のタイムリミット

今回画策されている増税の意図はあくまで高所得者に対する増税という位置づけのようです。

しかしながら果たして年収798万円は高所得なのでしょうか?

年収798万円の手取りはおよそ590万円になります。

キンチラ
キンチラ

これが高所得者・・・?

明らかに中間層直撃の増税です!!

国民の生活実態を知らない政治家が設定した数字でしょう。増税が実現すると、ここからさらに年間12~36万円程度が引かれてしまいます。

この増税は確定したわけではありませんが、検討されているというだけで腹立たしいことこの上ないですね。

上記の議事内やコメント欄を見ても国民の憤りがうかがえます。わかります。

わかります・・・が、

キンチラ
キンチラ

もうしょうがないのです。

えっ?

聞き間違いではありません・・・もう一度言います。

キンチラ
キンチラ

もうしょうがないのです!!

なんでー!!!

なぜなら我々一介の国民には政治をコントロールすることは不可能だからです。

強いて言えば選挙によって増税志向のある政治家をすべて落選させるという方法もありますが、

それは非常に難しいです。

今回の増税の憤りは現役世代にのみ起こることですが、そもそも現在の日本の人口構造上、今回の増税の恩恵を受ける側である高齢者が圧倒的に多く、選挙で覆すことは無理筋です。

キンチラ
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しかも頼みの現役世代も選挙に行かない始末。

選挙で覆ることだけを期待しているのでは何も変わらないどころか悪化する一方です。

しかしそれでも現役世代の負担が増えるのは既定路線なのです。

なぜなら人口構造というのは何十年先まで確定しており、急に変わるものではないからです。

キンチラ
キンチラ

出産可能な世代の人数は減ることはあれど急に増えることはあり得ない。

徐々に人口が減って日本の人口がやがて6000万人程度に減ることは既定路線なのです。

国は税金を受給する側の高齢者が増える一方で収める側の現役世代が減っていき、年金制度を維持するために消費増税や手当廃止などの増税を繰り返してきました。

それが極めに極まり、過去に多く出産された団塊の世代がすべて後期高齢者になったタイミングが2025年なのです。

国にとっては一気にドカッと高齢者のための支出が増えることになります。

キンチラ
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2024年と2025年には大きな壁があったということです。

なので2024年は資産形成をするためのラストチャンスと言われていたのです・・・

でも今はすでに2025年。

資産形成を効率よく行うためのタイムリミットが来てしまいました。

今回の厚生年金保険料増額にとどまらず、あらゆる制度が増税方向に変更されていくでしょう。

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資産形成してこなかった自分を悔いるしかない

キンチラ
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はっきり言います、資産形成を始めるのにはちょっと遅いです!!

いくら稼いでも、取られる税金が多すぎるのです。そして取られないように抗う術は簡単にはありません。

今の年収798万円は昔の年収798万円とは違います。

いくら稼いでも、増税および累進課税で手取りは思ったより残りません!!

いままで資産形成を疎かにしてきたなら、その自分を悔いるしかないです。

でもそのような人はまだ現実味がないかもしれませんね。

なぜなら資産形成をせずとも、なんとなく今を生きれてしまっているからです。

キンチラ
キンチラ

今は今の収入で暮らせてしまっているからです。

何となくお金を扱い、既定路線の人口問題に目を背け続けた結果がこれです。

気づかなかった、も自己責任です。将来への貯蓄の大切さくらいは分かっていたはずです。

将来生活できなくなるくらいに困ることはなくとも、豊かな生活を送ることができない末路に行き着く可能性は極めて高いです。

それが嫌なら、この現実にしっかり向き合って、今からでも対策を講じる必要があります。

次章からは増税が重なる世の中で豊かな生活を送るための対策を提示します。

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将来豊かに暮らせない末路を避けるための対策

まず前提として、今まで述べてきた理由から今から資産形成を行っていくのはかなりの難易度が高いことには変わりないということを認識してください。

天引きされる税金は増えていき、過去よりも今、今よりも今後と、月日が流れていくにつれて難易度は上がっていきます。

ただ資産形成を始めるのには遅いといいましたが、無理ということはないです。

将来豊かに暮らせる未来に間に合わせるために、その上で取りえる有効な手段というものがあります。

節約を極める

今から資産形成初心者の盲点を言います。

キンチラ
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節約は非課税。

…ちょっと良くわかんない。

多く貯蓄をしようと思ったときに「収入を上げる」ことがよく挙がりがちですが、

しかしながら前述のように、収入を上げると増税と累進課税の罠にハマります。

私はサラリーマンなので会社員の視点になってしまいますが、

社内で努力し成績を上げて昇給した額面収入の割に、手取りはそんなに増えないのです。

言うまでもなく、給与天引きされる税金のせいですね。

キンチラ
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いや増えますよ?でも労力に見合っていないと、少なくとも実際のサラリーマンである私は思います。

今の会社で年収を上げるのはもちろんのこと、

転職も、副業も、税負担が増えることにプラスで、収入を上げるためだけに人間関係のリスクを負ったり、そもそもハードルが高いという理由で、

収入を上げる行為は今すぐに取りえる有効な手段ではありません。

キンチラ
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一方、節約は異なります。

自分の生活を改めるだけで、今すぐにでも効果を得ることができます。

しかも節約で手に残ったお金には税金はかかりません非課税なのです。

同じ1万円でも、会社で昇給して増えた1万円と節約で得た1万円では、節約で得た1万円のほうが手残りは多いのです。

しかもそれを極めることで年収100万円アップと同等の効果を得ることが可能です。

その理由は過去記事でしっかり述べていますので是非参照ください。私の想いをぶちまけた、渾身の記事です。

しかも節約の特筆すべき点は非課税であることのほかに、だれでも簡単に実行が可能という点があります。

完全に自分のコントロール下である自分の生活を改めるだけでよいのです。

キンチラ
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電気の使い方、趣味の取捨選択、住む場所の変更など、やろうと思えばどこまでもできます。

節約=我慢と思われがちですが、

我慢やストレスを抱えず生活満足度を落とさずにできることだけでかなりの効果を生む可能性があるのです!!

そんな生活満足度を落とすことなくできる節約術は過去記事で述べています。30代前半で資産5000万円を達成した実績のある方法です。

自分がすでに頑張っていると思っていても、まだまだできることが見つかるかもしれません。ぜひ参照ください。

さらに、節約をすると少ない金額で生活ができるスキルが身に付きます。

キンチラ
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むしろ節約をする目的はこれといっても過言ではありません。

少ない金額で生活ができるようになると、仮に収入が少なくなっても生きていけることになり、

税負担が今より増えても問題なく生活ができますし、逆に収入を自ら減らして累進課税による税負担割合を軽減することも可能です。

後者はFIRE(Financial Independence, Retire Early)的発想ですね。より軽い、または自分の好きな仕事を選択することができるようになります。

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NISAとiDeCoで全力投資を行う

これまで増税増税と進んできた日本にも、数少ない減税制度があります。

それはNISAと、iDeCoなどの確定拠出年金制度です。

いずれも投資の非課税メリットのある制度であり、特に中間層が資産形成を行うにあたって非常に有効な制度となっています。

NISA:投資利益に対して非課税になる制度(通常は20%程度課税される)
確定拠出年金:掛金が所得控除、受取時に税制優遇など、節税効果が高い制度

ちなみに確定拠出年金は保険などの無リスク資産も購入することができます。

キンチラ
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無リスク資産を購入して掛金の所得控除だけ享受するといった使い方もアリ。

ただいずれも基本的にはリスク資産へ投資して資産を増やす制度と考えてよいです。

これから資産形成を進めていく必要のある方ならなおさら、投資による資産増加を狙っていくことが求められます。

もちろん人それぞれに投資に対する耐性(リスク許容度)がありますから、高リスク商品を選ぶのか低リスク資産も織り交ぜて運用を行うのかの判断も人それぞれです。

投資へ回す資金の確保から必要な方はまずは節約を徹底することから優先し、余裕ができてきた段階で少しずつ始められるとよいです。

キンチラ
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人それぞれの全力で、資金を捻出し投資額を決めて行っていきましょう。

※投資は評価額変動のあるリスク商品を扱います。いかなる投資結果も自己責任になることを理解し実行してください。

行き着く果てにはNISAやiDeCo枠を超えて利益に課税される特定口座にまで運用をしてもよいですが、

ここで伝えたいのは、増税方向のこの日本において、数少ない税制優遇制度を全力活用でもしないと、豊かな人生を送りきるための資産形成は難しいということです。

キンチラ
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投資はハードルが高い、と言っているうちにどんどん資金捻出ができなくなっていきます。

一旦ある程度の資金を投資へ入金できれば、その資金はそのあと長期目線で右肩上がりに増えていくことが期待できます。※正しいインデックス投資をしていること前提

すると将来に必要な資金を用意するところまで目途がつき、将来の不安が解消され、翻って現在の生活に集中できるのです。

すでに2025年になってしまいましたが、後戻りはできません。

常に今が一番資産形成がしやすい時なのです。

いち早く動くことが将来の豊かな生活につながっていきます。

キンチラ
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最後に:まずはすぐにできることを最大限

今回はあえて収入を増やすことにフォーカスはしませんでした。

平均収入以上かその前後の世帯なら、節約とNISA、iDeCoの活用により将来資金の問題は解決できるはずだと思っています。

絶対的に生活するのが精一杯という収入の方は、比較的少しの労力で勤務先や業種を変更して平均収入に近づくことができるはずです。

そういった方は収入アップを最優先に行うほうが良いです(節約や投資する余地がないため)。

節約し投資する資金をある程度確保できる世帯ならば、無理に収入を上げる労力をかける必要もないと考えています。

キンチラ
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前述したように、残業時間が大幅に増えてしまう、転職先の人間関係が悪い、などのほかの問題も出てきます。

少なくとも収入を上げる努力をする前に、手っ取り早く節約し投資ができるところまでたどり着くことが優先です。

それで資産形成の不安が解消されればその先に進む必要はないのではないでしょうか。

もしもっと豊かさを望むのであれば、その後に考えればよいだけです。節約には時間がかからないので十分間に合います。

まずはすぐにできることを最大限に行うことを第一に考えることをお勧めします。

最後にあなたのこれからの資産形成に役立つお知らせをして終わらさせてください。クリックしても全く損はしないので一度覗いてみてくださいね。

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