不正アクセスの手口と対策
SBI証券に限らずあらゆる証券会社にて不正アクセスによる乗っ取り被害が多発しています。
かの有名な投資家、テスタ氏が楽天証券にて被害を受けたと発信しており、もはや他人事と考える方が無理なレベルとなってきました。
不正アクセス被害の手口を情報整理すると、どうやら、
1.証券サイトのログインが情報抜き取られ突破される(突破されやすいシステムだった)
2.保有商品が勝手に売却される
3.不正アクセス者は出来高の微少な不人気の株価の低い外国株式を購入しておく
4.不正アクセスで売却した買い付け余力で同外国株式を大量購入
5.株価が吊り上がったところで不正アクセス者が保有する同外国株式を売却し利ザヤを得る
ということだそうです。
2の不正アクセスで売却した資金は本人名義の口座にしか引き出すことができないので、直接現金を得るわけではなく、株価操作に使用して利ザヤを得る手口のようです。
上記手順5で売却された株式は購入時から値段が釣り下がり、売却すると損失が確定し、出来高も少ないため塩漬けしておいても回復は見込めない、ゴミ株として口座に残る・・・という無残な被害です。
この被害を受けて、すでに各証券会社は公式に対策を口座保有者に通知しており、二要素認証、FIDO認証、パスワード変更、ログイン通知設定などを推奨していますが、
しかしながらそれも万全ではないようで、推奨設定をすべて施した上で被害にあった声も上がっているそうです。
被害にあってからでは遅いため、公式の推奨設定のほかにもっと強力な抵抗手段はないかと調べてみたところ、
すべての株式の売買禁止が設定可能、という情報が出てきました。
私は投資信託のみでの長期投資を金輪際続けていくつもりなので、個別株の売買が禁止できればかなり強固なセキュリティーを敷くことができることが魅力的に感じました。
今回はSBI証券にて実際に全株式の売買禁止設定した私の経験を記載します。
電話じゃないと設定できない?でもつながらない!?
出てきた情報が、直接証券会社へ電話にて問い合わせることで設定してもらうという方法です。
しかしながら今回の被害拡大を受けて問い合わせ自体が殺到しており、
・電話がつながらない
・つながるのをずっと待っていても途中で切られる
・それまでの電話代がかかる(数千円規模)
という問題があり、節約ガチ勢の私としてはかなり躊躇していました。


数千円かけて結局切られました、では憤りで頭が沸騰していたでしょう。
できるだけ時間とお金をかけずに全株式売買禁止設定ができないものか、考えました。
Webお問い合わせフォームで一発解決!
どうしてもお金をかけたくなかった私は、Webページのお問い合わせフォームにて全株式売買禁止設定をしてほしいと希望を出しました。以下が実際の私の文章です(フォーム画像採取)


前振りもなく少々不躾けですが、ダメ元だったため見やすさ重視で回答の早さを優先しました。問い合わせ日は2025年5月3日。
SBI証券のお問い合わせフォームへたどり着く手順は、
1.SBI証券メインサイトにログイン
2.画面上部(PCサイト)の”お問い合わせ”をクリック




3.”その他のお問い合わせ方法”の、”お問い合わせフォームでご相談“をクリック


お問い合わせの概要は、合致するものが見当たらなかったため、私の場合は、
・各種ツールの設定・操作方法
・PCサイト・各種取引サイト
を選択し決定。次の画面のお問い合わせの詳細に上記画像の文章を打ち込んでページ下部の確認ボタンで問い合わせ完了させました。


ダメ元だった、というのは、このような取引制限の設定は本人確認やらなにやら厳格なチェックが必要な気がして、文面で依頼しても「お電話にてお問い合わせください」と来るのが濃厚だと思ったからです。
しかしそんな懸念とは裏腹に、以下の回答が来ました。


以下略。(【重要なご案内】として、公式の推奨設定やカスタマーサービスへの電話番号が記載されていました。)
なんと、あの3行程度の問い合わせで不正アクセス対策のためだと察し、さらには株式売買の制限を承ったという回答が来たのです。回答日は5月8日。GW挟んだので実質数日か。
やり取りがわずか1往復で全株式売買禁止設定ができてしまいました・・・SBI証券の中の人、優秀すぎる。
この簡潔かつ迅速なやり取りで済んだポイントは、
1.メインサイトにログインしてから、
2.お問い合わせフォームにて、
3.禁止設定をしてもらいたい、と明確に伝える
でしょう。仮に「手順を教えて」という文章だけなら、「こちらで禁止していいか?」という逆質問が来て、その回答とまたその回答に数日かかっていたでしょう。
電話しないでお問い合わせフォームを使ってよかった。完全無料で設定できました。
ちなみに、この不正アクセス騒ぎに乗じて、無料通話し放題の楽天Link、つまりは楽天モバイルの契約を推奨して儲けようとするインフルエンサーやアフィリエイターも存在するので注意です。
下心見え透いてちょっと不信感が…
今回紹介した方法はネット環境があれば【電話不要】の【完全無料】の方法です!


私は全ての節約家の方の味方です。
注意:売買制限が適用されたかは未確認です!
制限を承ったと公式回答が来たので安心していますが、実際に株式の売買がシステム的に制限されているかは未確認の方法なためご了承ください。
というものの、試しに投資信託用の買い付け余力である株式をとりあえずあり得ないであろう下限値で指値注文したところ、注文自体は通ってしまったからです。
システム的に制限がかかっているなら、指値に引っかかった時点でエラーで約定しないはずですが、個別株投資未経験の私には勇気がなく、そこまで確認はしておりません。
インデックス投資家は個別株投資できないんですよね。
なので同手順で制限を承ったという回答を得られたとしても、私のほうでは何も補償はできかねるのでご了承ください。
ただここまでして制限不備による被害に遭ったら、さすがにSBI証券さんが補償してくれると信じています。


このブログが誰かの役に立つことを祈っております。






