インデックス長期投資への批判6つに反論

資産形成

インデックス投資は誰にでも始められて手堅い投資手法であるゆえ、ほかの投資手法を取っている人々から色々と批判を浴びることが多いです。

その批判を見ているとどれもインデックス投資家の立場に立って発せられているものではないと考えますので、今回は批判の項目ごとにインデックス投資歴5年目の私から反論してみようと思います。

インデックス投資、特に長期投資を行っている方が自信をもって投資を続けられるよう、精一杯書きます。

※あくまで私の個人的意見であることはご了承ください。

キンチラ
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俺に付いてこーい!!

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批判内容と反論

個別株投資には勝てない(利回りが低すぎる)

まずは利回りについてです。

インデックス投資は3~7%の利回りを目指す投資ですが、これが低すぎるという批判です。

インデックス投資で得られる年平均利回りは高くてせいぜい7%です。
資産を倍にするには10年かかります。

これが個別投資家にとっては「遅すぎる」と言いたいのでしょう。

そしてインデックス投資を上回る利回りを上げている人たちは努力し勉強し個別株を選定していて、当然そんな人に勝てるわけがない、というのです。

・・・はい、まず、個別株の選定や買い時売り時を見極めるにはセンスが必要です。
誰しもがそのレベルに達することができるわけではありません。

自分ができるから人もできるだろうという典型的な勘違い者ですね。
確かに勉強して身につけばそこそこできるかもしれませんが、その勉強をし続ける、それ以前に勉強しようと思える人が少数派なんです。

そしてそのセンスがあると少なくとも自身を持っているであろう人間が運営しているアクティブファンドのほとんどがインデックスファンドに劣っているという現実があります。

うまく運用できている個別投資家に劣ることは確かです。
しかしその再現性の低さを棚に置いて、うまくいったときの利回りで比べるのはお門違いです。

キンチラ
キンチラ

そこそこで手堅いならそれでいいって人は多いんだよ~

スキルが身につかない

インデックス長期投資はインデックスファンドを積立投資しておけばほったらかしでも何ら問題のない投資と言われています。
(リスク許容度を超えないように定期的なリバランスは必要と考えますが)

ゆえにチャートを見ながら買い時を考える必要はありません。

売り時も必要資産を形成した段階で実施するか、証券口座によっては定期売却サービスもあります。
あまりに短期(数年)だと含み損を抱える時期もあり売り時に悩むかもしれませんが、過去の中でどの期間の20年間を切り取ってもマイナスにはならないというデータも存在します。

もちろん未来はわかりませんが、含み益となる確度はかなり高いと思っています。

個別資産の選定が不要なのも明らかです。

それに対して「スキルが身につかないからダメだよね」というのです。

・・・はい、勘違いしているかもしれませんが、インデックス長期投資を実施している大半の人はスキルを得ようとは思っていません。(個別株も併用しているなどで勉強している人もいらっしゃるとは思いますが)

欲しいのはスキルではなくお金です。そこそこの(3~7%の)運用成績そのものです。
経済に詳しくなろうとすら考えていない人が多数派だと思います。

スキルを得ることに意味を感じている人からの批判でしょうが、その批判はインデックス投資家にはあまり響いていない可能性が高いです。

キンチラ
キンチラ

勝てば官軍ともいうしね

出口戦略が難しい

よくインデックス投資によるFIREに対してされる批判です。
これはごもっともで、インデックス投資でFIREをするには出口戦略が非常に難しいです。

定期売却サービスなどで資産を取り崩すにしろ、今まで積み上げるだけだったものを資産が減っていくことに心が耐えられない可能性大です。

しかしあえて反論するのであれば・・・定年後も結局同じ問題に直面することになりますよね?

今まで積み上げてきた資産を取り崩して生活をするということに関しては全く同じです。
年金があると言ってもそれだけで生活できる時代ではもうありません。サイドFIREのようなものです。

年齢も60歳か、それよりも数年十数年早いかの違いですが、残りの人生何十年とあることは変わりありません。

結局やる(やったらできてしまう)のだからインデックス投資でのFIREも不可能ではないということになります。
むしろまだ年齢が若い分、たとえ失敗しても労働をすることができます。

サイドFIREやバリスタFIREという現実的なスタイルもありますしね。

そして出口戦略がむずかしいというのはむしろ嬉しい悩みでもあります。
悩むほど資産が形成できているということですから。

キンチラ
キンチラ

早く悩みたいなぁ(笑)

歳を取ってからお金ががあっても意味がない

これはそもそも人の人生に口を出してしまっている批判ですね。

ズバリ言います・・・・ほっといてください(笑)

インデックス長期投資を実施している人の多くは老後資金の確保や教育資金などの10年~20年あるいはもっと先のために備えています。

FIREを目指す人だってその人が将来に重きを置いて人生設計しているだけの話です。

今お金を使いたいならどうぞ勝手に使ってください。

twitterなどでこの批判は結構冷ややかな目で見られていますよ。

キンチラ
キンチラ

その人その人の価値観でしょ~

面白くない

はい、インデックス投資は面白くないです。

でも面白さを求めて投資をしているわけではないんですよね。
面白さを求めるならほかの投資をすればよいだけのこと。

面白くないからダメ、なんて批判はこれもお門違いです。

上の項でも書きましたが、インデックス投資で求めているのはお金とそこそこの投資成績そのものです。

そして面白くないということがむしろ相性が良かったりします
面白くないから気にかけない、気にかけなくても問題ない。
長期で持っておけば勝てる(プラスである)可能性が非常に高いのがインデックス投資です。

むしろ面白さを求めてあれこれいじくりまわすと上手くいかない、それがインデックス長期投資ではないでしょうか?

キンチラ
キンチラ

あえて言うなら積み上がっていくのを眺めるのが面白い

そもそも長期に続けられない

インデックス長期投資は近年流行りだした投資手法であり、実践している人の多くが長期で持ち続けられた実績がない人ばかりです。

確かにインデックス長期投資において続けることは一番難しいことだと思います。
インデックス投資はあらゆる相場も甘んじて受け入れなければならない投資手法ですから。

しかし現に私はインデックス投資を続けて5年目で、すでに長期投資と言えるレベルへ箸の先くらいはかかり始める時期です。

5年目でも投資開始直後に世界同時株安、乗り越えたと思えばコロナショック、そして記事執筆時点では弱気相場に見舞われている経験があります。

でも続けています。
それはしっかり長期投資の理屈を理解し、広く分散(株、債券、REIT、時間)したからこその結果だと思っています。

たしかに今流行りの米国株集中投資ではリスク許容度超過で脱落する人もいるでしょう。
その人たちだけを指すのであればこの批判は正当なものと言えるのかもしれません。

しかしインデックス長期投資の基本は分散・積立!
自分のリスク許容度と正しく向き合えているインデックス投資家さんたちは続けていける可能性が高いと思っています。

キンチラ
キンチラ

私はまだまだ続けますぞ!!

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最後に

以上6つのよくある批判に対して反論してきましたが、何もほかの投資手法が悪いと思っているわけではありませんし、そのように記載したつもりもありません。

「インデックス投資で長期積み立てが大正解!!」などと言うつもりもありません。
(一部の方はよくこう豪語しているようですが・・・)

人それぞれに合った投資手法があるというだけです。
が、悲しいかな、インデックス長期投資への批判が降り注ぐことがやまないのも事実。

今回は常日頃感じていたことを文章としてみました。

インデックス投資は悪くない!!自信をもって続けていきましょう!!

キンチラ
キンチラ

自分の選択に一本筋を通してブレないように頑張ろう!!