先般第一子を授かることとなりました。
これからは父として新たな人生を歩んでいくこととなります。
さて、ここはお金にまつわるブログですから早速現実的な話を展開します。
私は子供を授かる前よりFIREを目指していました。
FIREの難易度は独身か、結婚しているか、さらに子供がいるかで変わってきます。
もちろん、子供がいる場合は単純なる生活費や教育費などの固定的な出費の増加によりFIREをするために用意すべき資金が多くかかるため難易度は高くなります。
以下の記事ではDINKs自体の私の家計をまとめ、そのうえで目標資産を定めていました。
DINKsから子持ちとなった場合、ライフスタイルがガラッと変わるために目標設定も見直さなければなりません。
当初の目標金額は総投資資産6000万円であり、これは仮に4%ルールを信じた場合の実生活費からの逆算から導き出された数値です。
生活費は趣味費などを一切排除した家賃や食費などの「生きるために最低限使用してる費用」を前提とし、それをザックリ丸め込んで(数万円の余裕を見込み)20万円/月として計算しています。
20万円×12か月÷4%=6000万円
これを見直すか、ですが、まず数万円の余裕を見込んでいる分子供一人の食費や被服費などの費用増加は吸収することができます。
小さい内は被服費がかさむ可能性が高いですが、逆に食費は抑えられるので数万円(3~4万円)の余裕で吸収ができると考えています。
しばらく生活をする上で実費を見直す予定です。
次に子供のための貯蓄ですが、こちらはFIRE資金を形成するための月々の積立投資額を数万円減額することで対処できます。
私個人だけでボーナスを除いても月に20万円以上を積み立てしているため、そこから数万円引かれるだけで目の前の生活費を削る必要はありません。
もちろんその分FIRE達成が遠のくこととなりますが、そもそも相場は一定ではないですし、相場が大きく下落すれば口数を多く買えたりするので数万円のインパクトはあまり気にしていません。
将来の子供の大学費用が用意できていない方がよほどインパクトが大きいです。
また児童手当をすべて投資に回せばFIRE積立資金が1/3~半分程度削られることを回避できます。
インデックスファンドによる長期積立投資を行うことで月々の積立額を抑えつつまとまった資金を確保します。
既に証券会社に積み立て設定を終えています。
またFIREといっても私の目指しているスタイルは当面サイドFIRE、バリスタFIRE、コーストFIREという労働することを辞めないスタイルです。
大学費用の準備を月々数万円の積立投資設定で終わらせた後は子供の生活費や各種イベントに対応する資金を考えなければなりませんが、
そこは労働で得た収入を充てることで問題ありません。
もちろんその分FIRE目標資産額までの期間は延びてしまうのですが、実は毎月報告している通り、目標の投資額6000万円までは達成率70%というところまで既に来ています。
すでにコーストFIREは達成、つまり夫婦二人の老後資金の目途はついている状態ですから、目標金額さえ達成してしまえばもう自分のための貯蓄はしなくともよくなります。
それに現在子供は0歳。まだまだお金がかかる時期には程遠いです。むしろ貯蓄を進めるラストチャンスと言われるほどです。
大学費用はインデックス投資で目途をつけているので、引き続き日々の出費を最適化し入金力を確保してFIRE目標金額を形成しきり「あとは子供のためにお金を使える」状態へ今後10年と行かないうちに逃げ切れる算段です。
10年後は子供は10歳でまだ小学生です。
自分のための貯蓄をしなくともよい状態というのはかなり強いのです。
労働を辞めなければその分を子供の教育費にすべて回すことができます。
労働を半分以下に減らすサイドFIRE、バリスタFIREとなっても、生活費を差し引いても余裕があります。
すでにFIRE目標金額へ近づいているため、達成を数年後ろ倒しにするだけで大きな問題とならないのです。
いかにDINKs時代に本気で資産形成を行っていたかがこの状態になれるかの鍵だった訳です。
目標を「その気になれば完全FIREできる」金額においてそれに突き進んでいたことも余裕をもたらしています。
子供一人授かったところで大きく計画が崩れない家計や入金力である自信があります。
むしろ相場によっては達成時期が早まる可能性もあります。すでに投資額が大きく、上昇した場合のインパクトが大きいからです。
大きく下落したとしても債券を組み入れた分散投資により回復時期を早め、さらに積み立てを辞めないことで次に上昇した時の回復ブーストも期待できます。
積み立てを辞めないためには入金力を確保できる生活スタイルや節約、倹約習慣をこれまでの数年間で身に着けていることが必要です。
私はそれを既に持っています。30代前半で準富裕層までたどり着いた家計はちょっとやそっとじゃ崩れないレベルに来ているのです。
ちなみに現在は長期育休中に入っており月の収入は手取りのおよそ90%に下がりますが、
超健全家計を構築済なので10%の収入減は屁でもありません。