準富裕層(5000万円)になればインデックス投資でFIREできる?

FIRE

準富裕層は総資産5000万円以上~1億円未満の世帯ですから、FIREをそろそろ意識しだす資産額です。

FIRE後の生活費は投資による利益で賄うというのが通例。

ここでは再現性が高い投資手法であるインデックス投資を前提としてFIREできるかを考えてみます。

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投資額はどれくらいか

準富裕層の資産最低限は5000万円です。

しかしながら5000万円をすべて投資している状態というのは現実的ではないので、色々仮定を入れて投資額を見積もってみます。

キンチラ
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仮定は現実的なラインを意識しますが、私の独断と偏見が入るので注意ね。

現金で確保が必要なものは生活費防衛資金先数年間で必要と分かっている資金、あとはFIRE開始直後に暴落が起きるという最悪の事態を想定した生活費です。

これらまとめて1000万円くらいは必要かと思います。

とくに最後のFIRE開始直後の暴落想定資金が大きいです。

これを確保しておく理由は、暴落後に資産が回復するまでには年単位でかかることと、一度大きく減ると次に上昇した時のパワーが足りず資産が枯渇する可能性が高いためです。

キンチラ
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FIRE直後の暴落さえ回避すれば途中の上昇パワーの恩恵も働き資産枯渇の確率がかなり減るというシミュレーションもあります。

1000万円は生活費を切り詰めて月10万円だと100か月(8年3か月)保ちます。
生活費月20万円なら50か月(4年2か月弱)です。

2000年のITバブル崩壊と同時多発テロの時は45%減少し、6年で回復。 2007年の世界金融危機・リーマンショック時は50%減少し、5年で回復しました。 過去97年において、ピーク時より20%以上下落した場合、回復までに要する平均期間が(米国株式の場合)約5年です。
引用:myインデックス 過去97年の市場暴落と回復年数

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米国株式は暴落から回復までには5年を想定しその後利益が出るまで1年として合計6年とみておいた方が良いですね。

生活防衛資金は会社員なら100万円(切り詰めてます)、生活費以外の先数年間で必要な資金として100万円見ておくとすると、

800万円を6年間保たすには月の生活費は11万円程度になります。

かなりギリギリですが、他に副業収入を得るサイドFIREやパート収入を得るバリスタFIREを前提としている方なら可能でしょう。

フルFIREの中でも生活を切り詰めるリーンFIREスタイルなら独身世帯が仕事をしなくても何とかなるレベルでしょう。

回復まで5年だとしても月の生活費は13万円程度。あまり状況は変わりません。

つまり5000万円のうち4000万円程度しか投資に回せないということになります。

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投資利回りと月の生活費

インデックス投資の平均利回りは3~7%です。

ただし上限の7%は株式オンリーで長期運用した時と考えて下さい。その場合は回復まで6年の想定です。

ここでは債券や他の資産も織り交ぜた分散投資を想定します。

理由は債券の特性やリバランスの効果も想定すると株式のみの運用よりも暴落からの回復を早めてくれてより実現性の高いシミュレーションができるためです。

利回りは5%を想定しておきます。

またインフレ率は1%を見込んでおきます。

日本政府の目標年間インフレ率は2%ですが、なかなか想定通りにいかない日本の事情があります。

円安などのコストプッシュインフレがあるとそれ以上のインフレ率になることがありますが、あくまで2%というのは健全なインフレを想定しています。

健全なインフレというのはデマンドプル、つまり需要拡大が起因するインフレです。

残念ながら記事執筆時点の日本はデマンドプルとはかけ離れた状態です。

そもそもインフレ率2%というのは経済的に理想とされている数値であり、全世界各国が目指しうる数値なのです。

日本のインフレ率は1%も見積もっておけばかなり余裕をみた想定になると考えています。

すると5%-1%でインフレ加味の取り崩し率は4%ですね。

キンチラ
キンチラ

今回譲渡益税は無視しています。
NISA枠一人1800万円で4000万円を形成するのは現実的ラインですし、二人以上世帯ならほぼ問題なしです。

4%なら4000万円の運用で年間160万円です。月にならすと13万円程度になります。

前項で生活費として見込んでいた数値と奇しくも同じですね。

やはりサイドFIREやバリスタFIREはもとより、独身リーンFIREも可能なラインですね。

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安定しない利益率は現金でカバー

インデックス投資でFIREを考える際によく突っ込みが入るのは安定して利益が得られないことです。

キンチラ
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利益が30%出る年もあれば、全くでない年、むしろマイナスになる年もあります。

愚直に毎年定額を取り崩す戦略だと、0%であったりマイナスになってしまった場合は元本を取り崩すことになるので今後の生活費が足りなくなってしまう可能性があります。

そこで出動するのが確保しておいた現金です。

今回の想定では1000万円を確保していますので、利益がでなかった年は投資元本を取り崩すのではなく現金を使って生活をしていきましょう。

暴落時の回復期間という最悪を想定しておいたまとまった現金があるはずです。これがFIRE生活継続の確率をグッと上げてくれます。

逆に利益が出ている時は愚直に必要分の160万円だけを取り崩し、余った分は減ってしまった現金を補填することができます。

それか余剰資金は投資で増やしておくようにすれば利回りが2,3%と少ない年に現金に手を付けなくとも済む補填になります。

こういう上げ下げや補填を繰り返して平均的には安定して生活費を工面することが可能になります。

キンチラ
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上昇相場は数年間続くためむしろドンドン投資資産が増えていくことすらあります。

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元本を取り崩しても良い

ここまでは生活費に充てられるのは元本4000万円から生み出される利益のみを想定していましたが、人間には寿命があります。

資産が枯渇さえしなければFIREは成功と言えます。

ならば元本を取り崩してでも死ぬまでお金があればよいということになるので、それも想定すればFIRE成功確率は上がります。

基本は利益だけで生活し、マイナス年は現金でカバーするということを前提にしておけば、元本取り崩しはFIRE生活継続にプラス要因なので安心材料になります。

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ただし本当に成功するかは未知数

今回はあくまで可能か不可能かでいえば可能であるということを述べたに過ぎません。

今後どの程度の暴落が、何年続くかもわかりませんし、そもそも暴落時に自信の心が耐えられるかもわかりません。

FIRE生活時は資産形成時とは異なり、基本的には資産を取り崩すだけのフェーズです。

暴落とまではいかずとも利益が上がらない状況が何年も続く可能性も十分考えられます。その時は資産が減り続ける生活を続けることになります。

まるで資産額が命の灯かのように感じるかもしれません。

またいくら現金確保などで成功率を上げるとはいえ、平時で何%利益が出るか、何%マイナスになるかも未知数です。

キンチラ
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信じたポートフォリオも時代が変わるごとに疑念が生まれるかもしれません。

さらに挙げると、投資をいつまで続けられるかも未知数です。

70歳、80歳になっても証券口座の操作ができる状態でしょうか?

未来のインターネットはどうなっているのでしょうか?認知症になっていないでしょうか?

様々な不確定要素が狂わせてきます。

しかしだからといっていつまでも働いてるわけにもいきません。早いうちに自由時間を増やしたいですよね。

こうなったらもう少し働く、こうなったら生活費を削るなど、計画は臨機応変に変更するという心構えでいた方が賢明です。

ことFIREを目指す私たちなら必要十分な量で生きていくスキルが育っているはずです。

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都内在住サラリーマン投資家の目指せFIRE生活