節約とケチの違いを解説!本当の対義語は意外な『めんどくさがり屋』?

資産形成
キンチラ
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私はよくケチだと言われます。

ケチはまごうことなき悪口です!!(^^)

ケチを何事にもお金を出し渋る人だと一言で括ってしまえば私もケチなのですかね。

しかし以下の記事の中で述べているような合理的と思われる節約・倹約な行動もケチと思われることがほとんどです。

キンチラ
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周りの言うケチも積みあがれば30代前半にして資産5000万円以上の準富裕層♪

私なりの観点から節約・倹約とケチの違いを述べていこうと思います。

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節約・倹約とケチの違い

・節約、倹約
経済的合理性を考慮し生活の満足度を下げることなくコストを削減すること(節約)、またはお金を使うこと(倹約)

・ケチ
たとえ不都合が生じる事柄であっても何事にもお金を出し渋り、周りに迷惑や不快感を与えてしまう

経済的合理性を考慮し生活の満足度を下げることがない、というのは例えばどんなこと?

と思う人のために補足すると、

例えば今や広く認知されたスマホの格安SIMが良い例ですね。

格安SIMが台頭してくる前はスマホ通信は三大キャリア(D社、A社、S社)が牛耳っていました。

三大キャリアは非常に高品質な通信を提供してくれるのですが、多くの一般人にとっては非常にオーバースペックであり低コスパであることが格安SIMによりバレてしまいました。

  • 月々の通信量(いわゆるギガ)が多くなくてよい
  • 通信速度は多少遅くとも気にしない
  • 通話品質もクリアじゃなくてよい、L〇NE通話でよい
  • 対人のサポートは必要ない
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これらのニーズに答えて格安で通信環境を提供したのが格安SIM会社(よくMVNOと呼ばれる)なのですね。

従来まで日本ではスマホを使おうとするともうほとんどの人が三大キャリアを選択していましたから、

既に格安SIMに乗り換えている人というのはSIMについては経済的合理性を考慮し生活の満足度を下げることがなくコストを抑えている人、つまり節約・倹約家といえます

対してケチな人はどうかというと、

格安SIMを使ってコストを下げてはいますが、スマホにRAM 1GBしかないような処理能力の低い機種をいつまでも画面バキバキの状態で使っているような人です。

例えばそんな人に「ちょっと近くのお店を探して」と頼んでもいつまでたってもブラウザの検索が進まなかったり、ホームページが重すぎて情報が得るまで時間がかかったり、やっとページが表示されたとしても画面が見にくかったりして、

早くスマホ変えろよ!ケチな奴だな!!

と言われたり思われるわけです。

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節約・倹約家がケチと言われてしまうケース

私は節約・倹約とケチは意外と紙一重だと考えています。

故に節約・倹約的行動がケチと言われてしまうケースが存在します。

ある休日、友人とキャンプで食べる食材の買い出しに道中のスーパーに立ち寄りました。

朝食はチーズを挟んだホットサンドにしようと決めた後スライスチーズ売り場に移動しましたが、友人が真っ先にカゴに入れたのは有名メーカーのスライスチーズでした。

特に産地だったり添加物にこだわりのないメンツ。

それならと売値が数十円安くグラム単価も安いこのスーパーのPB品を選ぼうと私が言います。

しかし「そんな数十円いいじゃないか」とはねのけられてしまいました。

その後何度も同じような場面が来ますがはねのけられ、気が付けばメインに食べるステーキ肉の量を増やしたりグレードを上げられるくらいには合計金額に差が付いていました。

キンチラ
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やけに具体的だなと思った人がいれば勘が鋭い。これは実話です。

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さて、おそらく意見が分かれるであろうこのケース。

数十円であれば有名メーカーの物を選びたいという人もいれば、スライスチーズであればいいのだから少しでも安いものを選ぶという人もいるでしょう。

別にどちらの考えでも尊重します。感覚は人それぞれです。

しかしながら「数十円でも安いものを」と考える人に対してそうじゃない人が「ケチだ」とレッテルを張りかねないことが問題なのです。

キンチラ
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実際に友人からはそんな反応をされました。

今回のケース、数十円安いPB品を選んだ人には合理性があります

特にこだわりがない、つまりは何を選んでも満足度は変わらない条件でコストを下げることができるので前項の定義なら節約・倹約ということになるからです。

しかも買い物を続けていくうちに数十円が積み重なり、キャンプの満足度に直結するメインディッシュのステーキ肉の量を多くできたりグレードを上げたりできるのですから、

むしろ満足度を上げる結果となるのが「ケチだ」と思われる方の行動なのです。

一旦カゴに入れたものを戻してまでたった数十円安いものに変えることがケチだということなのでしょうが、

事実全員が喜ぶであろうステーキ肉の量を増やしたりできた結果が確実にあったはずなのですから、友人から言わせれば「ケチな方が優位」ではないでしょうか?

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ケチの真の対義語はめんどくさがり屋

前項で述べたスライスチーズ論争の私のような人のことをケチだとは思いません

キンチラ
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自分の話だからという訳ではなく、客観的にも節約・倹約家だと思います。

節約・倹約家は常に生活に必要十分性を考慮し行動しています。

過剰にならず必要な機能だけをできるだけ低いコストで実現する行動です。

スライスチーズに求められた機能は朝食のホットサンドを成立させることです。一定以上の美味しさは求められていません。

それならばPB品で必要十分なのです。

キンチラ
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恐らくチーズの数十円(一枚にすると数円)の差を他の食材もある中でホットサンド内で感じることはできません。感じられたとしてもどちらが美味しいかはもう人それぞれの域です。

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その他に先に述べた格安SIMの例もそうですし、iPh〇neかAndr〇id機か軽自動車か高級車かユニク〇かブランド品かなど・・・私たちの生活の中には経済的に必要十分性を考慮することがたくさんあります。

その上で自分にとって生活満足度を極力下げずに済みかつコストを削減できるスウィートスポットを見極める作業を常にしているのが節約・倹約家なのです。

しかしながらそのスウィートスポットを見極めるためにはそれなりの調査と思考が必要になります。

例えばiPh〇neではなくAndr〇id機にしようと決めるところまでは簡単ですが、そこから自分のスマホの用途に必要十分な(オーバースペックではない)性能を兼ね備えている機種がどれかを数多ある機種の中から探さなければなりません。

  • 重量の軽いものはあるか?
  • デザインが気に入るか?
  • 3.5mmイヤホンジャックがあるか?
  • 防水防塵性能は?
  • カメラ機能は?
  • SIMフリー機は存在するか?
  • RAMは何GBか?
  • ROMはeMMCではないか?
  • 5G回線は使えるか?
  • eSIM対応か?
  • DSDVできるか?
  • SoCの性能は十分か?
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すべてを兼ね備える機種はすぐ見つかるでしょう。しかし値段が張ることがほとんどです。

そこからもっと安い機種が無いか?デザインは妥協するか?と優先順位を定めて思考を巡らせるのです。

得てして決断するまでに時間がかかることがほとんどです。

キンチラ
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なんなら考えているうちに「まだ機種変更はいいか」と買わない選択を取ることさえもあります。

そしてそれをしない人は値段の高くオーバースペックな機種を選ぶ可能性が高いです。あるはずのスウィートスポットを取り逃すのです。

確かに時間的コスト、いわゆるタイムパフォーマンス(タイパ)を考慮すると必ずしも時間をかけて調査することが良いとは限りません。

しかしながらそれをする人をケチとレッテルを張るのはお門違いなのです。

少々の(いくらかは人それぞれですが)コストを受け入れる懐の大きい人とすればよい表現ですが、

そちらが節約・倹約家をケチと悪口を言うなら、敢えて私は節約・倹約と対極にある人を悪口じみて「めんどくさがり屋」と表現しましょう。

キンチラ
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スライスチーズなんてちょっと数秒カゴから棚に戻してPB品を入れれば済むことじゃないですか。

そしてめんどくさがり屋はコストを人より多く支払い、ステーキ肉の量を減らしてしまうことになります。

ケチの真の対義語はめんどくさがり屋なのです。